健康診断の結果を見て、「要再検査」「要精密検査」と書かれていて、不安になったことはありませんか。
「まだ症状はないし、大丈夫かな」
「忙しいし、あとでいいかな」
そう思って、そのままにしてしまう方も少なくありません。
ただ、私は日々の診療の中で、「あの時に一度受診していれば」と感じる場面を何度も経験してきました。
ここでは、健康診断で異常を指摘されたときに、どのように考え、どう行動すべきかをお伝えします。
健康診断の“異常”は、体からのサインです
健康診断は、症状が出る前の変化を見つけるためのものです。
つまり「異常あり」という結果は、体からの“早めのサイン”
であることが多いのです。
この段階で対応することで、
- 大きな病気を防ぐ
- 治療を軽く済ませる
- 生活習慣を見直すきっかけになる
といった大きなメリットがあります。
よくある指摘項目とその意味
■ 血圧が高い
「少し高いだけ」と思われがちですが、高血圧は自覚症状がないまま進行します。
放置すると、
- 心筋梗塞
- 脳卒中
のリスクにつながるため、早めの管理が重要です。
■ 血糖値・HbA1cが高い
糖尿病の初期段階では、ほとんど症状がありません。
しかしそのままにすると、
- 目
- 腎臓
- 神経
といった全身に影響が出てきます。
■ コレステロール・中性脂肪が高い
脂質異常症も自覚症状がないまま進行します。
血管の中で動脈硬化が進み、将来的に心臓や脳の病気につながることがあります。
■ 尿酸値が高い
痛風発作が出ていなくても、尿酸値が高い状態は続いています。
- 突然の激しい関節痛
- 腎臓への負担
などにつながる可能性があります。
■ 心電図異常
「異常あり」と書かれていても、すぐに重い病気とは限りません。
ただし、不整脈や心臓の異常が隠れている場合もあるため、一度確認することが大切です。
「症状がないから大丈夫」は注意が必要です
健康診断で指摘される多くの病気は、「症状が出ないまま進行する」という特徴があります。
そのため、
- 症状がない
- 体調は悪くない
という理由で放置してしまうと、気づいたときには進行していることもあります。
すぐに受診した方がよいケース
以下のような場合は、早めの受診をおすすめします。
- 数値が大きく基準を外れている
- 複数の項目で異常がある
- 過去にも同じ指摘を受けている
- 家族に同じ病気の方がいる
どこを受診すればいいのか迷ったら
「何科に行けばいいかわからない」というご相談もよくいただきます。
実際、健康診断の異常は
- 血圧
- 血糖
- 脂質
- 心臓
など複数にまたがることが多いため、まずは内科での評価が適しています。
必要に応じて、専門医療機関へご紹介いたします。
当院でできること
当院では、健康診断の結果をもとに、
- 数値の評価
- 必要な追加検査
- 生活習慣のアドバイス
- 必要に応じた治療
を行っています。
すぐに薬が必要な場合もあれば、生活習慣の見直しだけで改善できるケースもあります。
一人ひとりの状態に合わせて、無理のない方法をご提案しています。
よくあるご質問
Q. 再検査と言われましたが、すぐ行く必要はありますか?
できるだけ早めの受診をおすすめします。早い段階であれば対応の選択肢が広がります。
Q. 数値が少し高いだけでも受診した方がいいですか?
はい。早めに確認することで、将来のリスクを減らすことができます。
私からお伝えしたいこと
健康診断の結果を見て不安になるのは、とても自然なことです。
ただ、「異常=すぐに大きな病気」とは限りません。
むしろ、早い段階で見つかったことは大きなチャンスです。
適切に対応すれば、多くの場合はコントロール可能です。
まとめ|そのままにせず、一度ご相談ください
健康診断の結果は、今の体の状態を知る大切な手がかりです。
- 少し気になる
- どうしたらいいかわからない
そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。
当院では、日常の体調管理から生活習慣病の予防まで、幅広くサポートしています。
「受診するほどではないかも」と感じるような段階でも大丈夫です。その一歩が、将来の安心につながります。
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